空調専業メーカーであるダイキン工業が実施した検証実験は、この問題に決定的な科学的根拠を与えました。同社は夏場の日中(9:00〜23:00)において、同一間取りのマンション2部屋を用い、「30分ごとにオン・オフを繰り返す部屋」と「24時間つけっぱなしにする部屋」の消費電力を徹底比較しました。
その結果、日中の30分程度の外出であれば、エアコンをつけたままにしたほうが消費電力量が低く抑えられることが実証されました。特に外気温が35℃を超える猛暑日では、一度部屋の冷気が失われると壁や天井まで熱を帯びるため、再稼働時の熱負荷が跳ね上がり、こまめに消すデメリットが顕著に現れます。
実験データが示す損益の境界線は「約35分〜40分の外出時間」にあります。スーパーへの買い物やゴミ出し、子どもの送り迎えなど、30分程度で戻る場合はスイッチを切らずに出かけるのが確実な節約行動です。