軽度から中等度の起立性低血圧であれば、日々の生活習慣を見直すことで症状の緩和が期待できます。特に朝の起床時に強いだるさやめまいを感じる方は、起き上がり方に工夫を取り入れましょう。
・起き上がりの動作を段階的に分ける:目覚めたらすぐに飛び起きず、まず布団の中で手足をグーパーと動かす。その後、ゆっくり上体を起こしてベッドの端に腰掛け、1分ほど落ち着いてから立ち上がる。
・水分と塩分の積極的な補給:脱水を防ぐため、起床後すぐにコップ1〜2杯の水や白湯を飲む。医師からの塩分制限がない場合は、スープや味噌汁などで適度な塩分を摂取し、血液量を確保する。
・食事の工夫:食後は消化のために血液が胃腸に集中し、食後低血圧を起こしやすくなります。早食いやドカ食いを避け、腹八分目を意識して炭水化物を小分けに摂ることが効果的です。
・下半身の筋肉強化と着圧アイテム:ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれ、下半身の血液を心臓へ押し戻すポンプの役割を果たします。ウォーキングやスクワットを習慣化し、立ち仕事の際は医療用の弾性ストッキングを活用すると血液の滞留を防止できます。