プロの収穫量を再現するための整枝は、株の階層(節の高さ)ごとに明確なルールを設けて進めるのが鉄則です。一般的に流通している「節成(ふしなり)タイプ」「飛び節タイプ」のどちらにも応用できる基本ステップを押さえましょう。
【ステップ1:株元〜5節目の処理(初期生育の確保)】
地面から数えて1〜5節目までに出てくる脇芽(子づる)と雌花(きゅうりの赤ちゃん)はすべて小さいうちに摘み取ります。株元に近い位置で実をつけると株全体の体力が消耗し、その後の成長がストップしてしまうためです。
【ステップ2:6〜10節目の中段(子づるの1節摘芯)】
6節目以降から伸びてくる元気な子づるには、最初の節に雌花がつきます。この雌花を1つ残し、その先にある本葉を1枚残して先端を摘芯します(1節1果どり)。これにより、実を太らせるための光合成を葉1枚で担保しつつ、余分なつる伸びを防ぎます。
【ステップ3:11節目〜主枝先端(子づるの2節摘芯と孫づるの管理)】
株に十分な勢いがある上段では、子づるの葉を2枚残してその先を摘芯し、2本の実をならせることも可能です。子づるの葉の付け根から伸びてくる孫づるに関しても、同様に葉を1枚残して摘芯を繰り返すことで、収穫のリレーが途切れることなく続きます。