加藤ローサのキャリアを語る上で、最大のターニングポイントとなったのが2007年放送のテレビ朝日系金曜ナイトドラマ『女帝』です。同作は倉科遼の同名漫画を実写化したもので、彼女が演じたのは過酷な運命に翻弄されながら銀座の頂点へと駆け上がっていくヒロイン・立花彩香でした。
それまで「ゼクシィ」のCMや青春映画などで見せていた爽やかな「かわいい」イメージから一転、同作では胸元を強調した妖艶なドレス姿や着物姿、さらには濃厚なキスシーンやベッドを想起させる情熱的な逢瀬の場面に挑戦しました。当時の制作発表やテレビ誌のインタビュー取材において、加藤ローサ本人は「自分の中にない強さや大人の女性の色気を引き出す挑戦だった」と述懐しており、まさに体当たりの演技で新境地を切り拓いた瞬間でした。
ネット上で長年検索されている「ドラマ 過激シーン」という言説の多くは、この『女帝』における大胆な役作りと扇情的な演出が発端となっています。露出そのものが極端に過激だったわけではなく、清純派トップアイドル女優が見せた「凄みのある色気」のギャップが視聴者に強烈な衝撃を与え、結果として後世まで語り継がれる検索トレンドを形成するに至りました。