視界の黒い点に対して過度なパニックに陥る必要はありませんが、自己流の安心感に逃げ込むことは極めて危険です。以下の明確な受診判断基準をガイドラインとして行動してください。
▼ 今すぐ(24〜48時間以内)に眼科を受診すべき条件
- 突然、黒い点やゴミの数が2倍、3倍へと急増した
- 暗い場所で目を動かすと、視界の端にピカッと閃光が走る(光視症)
- 視界の一部がカーテンや黒い幕で覆われたように見えにくい(視野欠損)
- 黒い影とともに視力が急激に落ちた、あるいは物が歪んで見える
- 強度近視(コンタクトの度数が-6.0D以上)であり、初めて明瞭な黒い点を自覚した
▼ 定期検診での確認・経過観察でよい条件
- 数ヶ月から数年単位で、黒い点の数や形状がまったく変化していない
- 視力低下、光の点滅、視野の欠け、歪みなどの付随症状が一切ない
- 過去1年以内に眼科で散瞳眼底検査を受け、「生理的飛蚊症」と確定診断されている
受診する際は、単なる視力検査ではなく、目薬で瞳孔を開いて眼底の隅々まで調べる「散瞳眼底検査」を必ず受けてください。散瞳薬を使用すると4〜5時間はピントが合わず眩しさを感じるため、受診当日は車やバイクの運転を控えて来院することが鉄則です。