水海道ゴルフクラブの真骨頂は、武蔵野の面影を色濃く残すフラットな地形に、樹齢を重ねた赤松や杉が立ち並ぶ本格的な林間コースにあります。設計を手掛けた名匠・富澤誠造の哲学が随所に息づいており、ティグラウンドに立った瞬間から視覚的なプレッシャーと緻密なルート選択を迫られます。
コース難易度を押し上げている最大の要因は、完全にセパレートされた松林の深さと正確な落としどころを要求するフェアウェイの絞り込みです。高低差は全体で数メートル程度とほぼ平坦であるものの、左右に曲げると即座に密集した林に捕まり、1打を払って真横に出す以外の選択肢を奪われます。
グリーンは伝統的なベントの2グリーンシステムを採用しており、アンジュレーションと細やかな芝目がプレーヤーのパッティング技術を試します。グリーン手前に絶妙に配置されたガードバンカーは深く顎が高いため、花道を使った手前からのアプローチが基本戦略となります。ティショットで確実にフェアウェイを捉え、セカンドショットではグリーンのセンターを堅実に狙うマネジメントを徹底できるかどうかが、スコアメイクの分岐点です。