シャトルランで100回という記録がどれほどの価値を持つのかを理解するには、文部科学省が策定している「新体力テスト実施要項」の得点基準表を確認するのが近道です。新体力テストにおいてシャトルランは有酸素持久力を測る種目であり、配点は1点から10点満点まで設定されています。
高校生男子であっても、満点となる10点基準はおよそ125回以上(中学生男子で108回以上)に設定されており、100回という数字は「満点圏内を捉える超上位層」の証です。女子の場合、10点基準は中高生で60〜70回前後に位置するため、女子で100回に到達した場合は学年トップどころか全国レベルのアスリートに匹敵する極めて稀有な記録となります。
以下の表は、新体力テストにおける年代別の基準値と、シャトルラン特有のスピード変化(音の間隔)を照らし合わせた一覧データです。
データを見れば明らかなように、レベルが1上がるごとに音の間隔は約0.1〜0.3秒ずつ縮まります。レベル11を超えると20メートルの距離を5秒台で走破し、かつ急ブレーキをかけて反転しなければなりません。100回を突破するには、この過密なインターバルに耐えうる「技術的な省エネ」が不可欠です。