Q1:EPAとDHAは、体内で相互に変換されることはありますか?
A1:生体内ではEPAからDHAへと合成される経路(伸長酵素と脱水素酵素による代謝)が存在しますが、その変換効率は極めて低く、成人では数パーセント程度に過ぎません。また、DHAからEPAへの逆変換(レトロコンバージョン)もわずかに起こるものの、それぞれの必要量を賄うことは不可能です。したがって、EPAとDHAはそれぞれの目標摂取量に合わせて直接補給する必要があります。
Q2:サバ缶を活用する場合、水煮と味噌煮のどちらがオメガ3の摂取に適していますか?
A2:余計な糖分や塩分を抑える観点から「水煮缶」が最適です。調理工程で魚の脂が缶汁に溶け出しているため、身だけでなくスープごと料理に活用するのが無駄なく摂取する秘訣です。なお、缶詰の加工段階で加熱殺菌処理が行われていますが、密閉容器内で加熱されるため空気に触れず、脂の酸化は最小限に抑えられています。
Q3:クリルオイル(オキアミ油)由来のEPA・DHAは、魚油由来と何が違うのですか?
A3:クリルオイルに含まれるEPA・DHAは、水になじみやすい「リン脂質結合型」の形態をとっています。一般的な魚油の「トリグリセリド型」と比較して生体内への吸収率が高く、少量で効率よく機能する利点があります。また、天然の強力な抗酸化物質であるアスタキサンチンを元から含有しているため酸化に強い反面、原料コストが高いため製品価格が高価になる傾向があります。