Q1:領収書の金額欄に「壱萬円」と書く場合、「金」や「也」は前後に必要ですか?
A1:はい、記載するのが極めて望ましい作法です。「金 壱萬円 也」のように、金額の前に「金」、末尾に「也(なり)」を付けます。これは「その前後に余分な数字を書き足して金額を改ざんさせない」という歴史的防衛策であり、現在でも金融・商取引において改ざんを無効化するための確固たるマナーとして機能しています。
Q2:履歴書の学歴や資格の年月日は漢数字と算用数字のどちらが正解ですか?
A2:現在主流である横書きの履歴書であれば、「算用数字(2026年、3月など)」で記載するのが正解です。横書きの中で「二〇二六年三月」と漢数字を用いると数字の判読性が落ちます。ただし、高校名の「第一高等学校」のような固有名詞や「普通自動車第一種運転免許」のような公的資格名は、熟語の一部であるため漢数字で書きます。
Q3:漢数字のゼロは「零」と「〇」のどちらを使うのが正式ですか?
A3:用途によって正式な表記が異なります。「零下」「降水確率零%」のように数量として「何もない状態」を示す場合は常用漢字である「零」を用います。一方で、「二〇二六年」のような年号表記や、番地・電話番号を縦書きにする際の桁のプレースホルダー(位取り)としては「〇」を用いるのが公用文でも一般的な正式ルールです。