背水の陣の現代語訳と書き下し文|韓信はなぜ絶体絶命から勝てたのか

背水の陣の現代語訳と書き下し文|韓信はなぜ絶体絶命から勝てたのか

話題沸騰中の 背水の陣の現代語訳と書き下し文|韓信はなぜ絶体絶命から勝てたのかについて、多角的な視点をご紹介しています。

「背水の陣」は、高校の定期試験や大学入試の漢文問題でも頻出の題材です。得点に直結する重要な文法ポイントと句法をまとめました。

1. 使役形「使 A B(AをしてBせしむ)」
「使万人先行(万人をして先行せしむ)」は、典型的な使役構文です。「〜に…させる」という訳し方を確実に身につけておく必要があります。「使」のほか「令」「教」「遣」なども同じ使役の働きを持ちます。

2. 限定・反語のニュアンスを含む「良久」と「詳」
・「良久(良やや久し)」:読み方は「ややひさし」。「しばらくの間」「かなりの時間」を意味します。
・「詳(詳いつわる)」:現代語の「詳しい」ではなく、「偽る(ふりをする)」の意味で使用されます。「詳棄鼓旗(偽りて鼓旗を棄て)」は「わざと太鼓や旗を捨てて逃げるふりをした」という意味になり、記述問題で頻繁に問われます。

3. 不可能の否定形「不能〜(〜あたはず)」
「不能退信等(信等を退くる能はず)」の「不能」は能力的に「〜することができない」を表します。単なる否定「不(〜ず)」との違いを意識して正確に現代語訳できるよう整理しておきましょう。

4. 試験でよく出る記述パターンの解答例
【問い】趙軍が城壁を空にして韓信軍を追撃した理由を説明せよ。
【解答例】韓信が大将の旗や陣太鼓を捨てて逃走したのを見て、漢軍が総崩れになったと判断し、大将の首級や戦利品を争って手に入れようとしたため。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。