アディクシーカラー色見本を徹底解剖!ブリーチなしで赤み消す極意

アディクシーカラー色見本を徹底解剖!ブリーチなしで赤み消す極意

話題沸騰中の アディクシーカラー色見本を徹底解剖!ブリーチなしで赤み消す極意について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。

Web上には「アディクシーならブリーチなしで銀髪になれる」「白髪も綺麗に染まる」といった過度な期待を煽る情報も散見されます。しかし、毛髪科学的な見地から客観視すると、明確な限界と盲点が存在します。

第一の誤解は、「完全な黒髪から一度のカラーリングでハイトーンのグレージュになれる」という幻想です。アディクシーカラーの1剤が持つリフト力は最大で13トーン程度ですが、黒髪から一発で塗布した場合、メラニンを削りきれず、実際には8〜9トーンのダークアッシュに着地します。欧米人のような明度の高いシルバーやミルクティーを再現するには、やはり事前のブリーチによる脱色(16トーン以上のベース作り)が物理的に不可欠です。

第二の誤解は、アディクシーカラー白髪染めに関する認識です。アディクシーは「ノンブラウン処方」であるため、白髪(メラニンがゼロの毛髪)に単品で使用すると、青や紫の染料だけがそのまま入り、白髪部分だけがビビッドな水色や青紫に染まってしまう危険があります。

白髪をカバーしながらアディクシー特有の透明感を出すためには、プロの現場では「ディープライン」と呼ばれる濃密な染料をブレンドするか、少量のブラウン染料(3〜5トーンのオルディーブ従来ライン等)を10〜20%隠し味として添加するハイブリッド処方が採用されます。これにより、白髪の浮きを抑えつつ、黒髪部分の赤みを完璧に消し去るという高度な仕立てが可能になります。

【アディクシーカラー色落ちの経過】2週間後と1ヶ月後の姿

アディクシーカラー色落ちのプロセスは、一般的なカラー剤と大きく異なります。通常のカラーは1〜2週間で赤茶けた下地が露出しますが、アディクシーは濃密なブルーが数日かけてゆっくりと抜け、徐々にグレージュからミルキーなベージュへとフェードアウトしていきます。染めたて直後よりも、10日〜2週間が経過した頃が最も透明感を感じるというユーザーが多いのも、この退色曲線の美しさに理由があります。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。