Q1:どうしてもコルクが硬くて手ではビクともしない時、ペンチやプライヤーを使ってもいいですか?
A1:金属製の工具を直接コルクに当てるのは避けてください。圧縮コルクがボロボロに粉砕され、破片が瓶内に落ちてワインが台無しになるだけでなく、滑った工具がガラス瓶の首に接触してボトルが粉砕する重大な受傷事故につながります。工具ではなく、滑り止め用のゴム手袋をはめるか、首元を40度前後のぬるま湯タオルで温めるか、専用のシャンパンオープナーをご使用ください。
Q2:開栓する直前にボトルを落としたり、強く揺すってしまいました。どうすればいいですか?
A2:絶対にその場で開けてはいけません。たとえボトルが十分に冷えていても、衝撃直後はキャビテーション気泡が充満しており、抜栓と同時に大噴射を起こします。最低でも冷蔵庫の中で2〜3時間以上、できれば半日は一切動かさずに静置してください。液体中の微細な気泡が再びワインの中に溶け込み、安全な気圧バランスへと自然に戻ります。
Q3:スクリューキャップ型のスパークリングワインでも吹きこぼれることはありますか?
A3:十分に起こり得ます。近年のプロセッコやニューワールドのスパークリングにはスクリューキャップ仕様も増えていますが、瓶内気圧はコルク式と全く同じ高圧です。キャップを勢いよくひねると一気に泡が噴き出します。スクリューキャップの場合も、ボトルを45度に傾け、キャップの上部を手のひらで押さえつけながら「ガスが抜けるかすかな隙間」を少しずつ開けて、シューと音が止まるのを待ってから全開にしてください。
Q4:一度抜栓したボトルを冷凍庫に入れて急冷しても大丈夫ですか?
A4:非常に危険ですので絶対に避けてください。ワインが氷結すると体積が膨張し、ガラス瓶が破裂する大事故になります。また、急速な冷却はワインのアロマ分子の結合を乱し、本来の風味を著しく劣化させます。どうしても急冷したい場合は、冷凍庫ではなく「氷水を入れたワインクーラーや深めの鍋にボトルを沈め、食塩をひとつまみ加える」方法をとれば、わずか15〜20分で適正温度(4〜6℃)まで安全に冷やすことができます。