では、具体的にどの単語帳を選択すべきなのか。現在、合格者や指導者の間で評価が分かれる主要4冊およびWebリソースを多角的に比較検証しました。
1. ジャパンタイムズ出版『英検1級 EX単語』
現在、語彙問題で高得点を狙う受験生の間で「最強の1冊」と目されているのが本書です。過去数十回分の過去問コーパスを徹底解析し、大問1に出題される難語・極小頻出語をピンポイントで収録。掲載語の難易度は極めて高いものの、この1冊を9割以上定着させれば、本番の大問1で20点以上を叩き出すカバー力を誇ります。短期間で語彙セクションの失点をゼロに近づけたい層には第一の選択肢です。
2. ジャパンタイムズ出版『英検1級 語彙問題完全制覇』
問題演習形式で語彙力を鍛え上げたい受験生のバイブルです。大問1の短文空所補充形式に特化した実践問題が大量に収録されており、単語帳の「見出し語を眺めるだけ」の勉強から脱却できます。選択肢に含まれる誤答選択肢まで全て覚えることで、本番での瞬発力と文脈推測力が飛躍的に向上します。インプットとアウトプットを同時に完結させたい方に最適です。
3. 旺文社『でる順パス単(5訂版)』
かつての「大問1特化型」から「英検1級総合力型」へと舵を切った現行版。長文読解、リスニング、ライティングの土台を固めるためのコア単語が厳選されています。大問1対策としては不足感があるものの、準1級合格直後の学習者が1級の基礎語彙を固める第1ステップとしては挫折しにくく、学習アプリ「英語の友」との連携による音声学習の利便性は依然としてトップクラスです。
4. 旺文社『でる順パス単(旧・4訂版)』
絶版でありながら、中古市場や電子書籍でいまだに根強い人気を誇る伝説の版です。「大問1にしか出ないマニアックな難語」がでる度A・B・Cにぎっしり詰まっており、現在の試験でも的中率の高さは健在です。5訂版で物足りなさを感じる受験者が、補強用として愛用し続けています。