大学のカリキュラムを規定する「大学設置基準第23条」では、1科目の授業期間を「十週又は十五週にわたる期間を単位として行う」と原則定めています。通常のセメスター制では、90分(または105分)の授業を15週受講し、試験や平常点を経て2単位が付与されます。
この原則に対し、教育効果や外部講師の招聘スケジュールを考慮して弾力的に運用される授業形態が集中講義です。15回分の講義をわずか3日〜5日程度の短期間に圧縮し、朝から夕方まで1日4〜5コマ連続で受講させます。大学設置基準が要求する総授業時間数(1コマ90分×15回=実質22.5時間以上)を満たすことで、通常の半期講義と全く同等の正式な単位として認定されます。
開講される時期は、通常の授業期間外である夏休みや春休みの集中講義日程、あるいは学期末の休講期間、土日祝日の連休を活用するケースが主流です。他大学の著名教授、第一線で活躍する企業経営者、官公庁の実務家などを外部から招聘し、普段の学内教員ではカバーできない専門性の高いテーマやフィールドワーク、集中実験・実習を実施する目的でも広く採用されています。