エクセルの行挿入ショートカットで作業効率が劇的に変わるというのは、決して大げさな表現ではありません。キーボードのみで行を追加する手順には「ダイアログを呼び出す方法」と「行全体を選択して直接挿入する方法」の2系統が存在し、スピードを極めるなら後者のマスターが不可欠です。
Windows環境における最短キー操作
標準的な日本語配列キーボードにおいて、最も手数が少なく洗練された操作手順は次の2ステップです。
- ステップ1:挿入したい位置のセルで「Shift + Space」を押し、行全体を選択する(※日本語入力がONの場合は半角スペース入力になるケースがあるため、IMEをOFFにしておくのが鉄則です)。
- ステップ2:「Ctrl + Shift + プラス(+ / ; キー)」を同時に押す。
行全体が選択されている状態であれば、「下方向にシフト」などの確認ダイアログを挟むことなく、瞬時に現在の行の上に新しい空白行が追加されます。もしフルサイズキーボードのテンキーを利用できる環境であれば、Shiftキーを省略して「Ctrl + テンキーのプラス(+)」だけで実行できます。
Mac環境における最短キー操作
Mac版のExcelを使用している場合、キーの割り当てがmacOS独自の配置になります。
- 行選択:「Shift + Space」で行全体を選択。
- 行挿入:「Command + Shift + プラス」または「Control + I」。
MacのJIS配列キーボードでは、プラス記号が「Shift + 分号(;)」の位置にあるため、修飾キーの組み合わせを指に馴染ませることがスムーズな入力の鍵となります。