爪の黒い線は病気のサイン?写真で判別するメラノーマと良性の特徴

爪の黒い線は病気のサイン?写真で判別するメラノーマと良性の特徴

爪の黒い線は病気のサイン?写真で判別するメラノーマと良性の特徴の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

Q1:爪の黒い縦線は、放置して自然に消えることはありますか?
A1:外傷による「爪下血腫(内出血)」であれば、爪が伸びるにつれて先端へ押し出され、最終的に完全に消失します。また、小児期に見られる良性の「爪甲色素線条」は、思春期以降にメラノサイトの活性が落ち着くことで自然消退する例が半数以上あります。しかし、成人以降にできた爪のほくろ(色素沈着)は爪母にメラニン産生細胞が存在し続けるため、自然に消えることは稀です。

Q2:皮膚科で行われる検査は痛みを伴いますか?費用はどれくらいかかりますか?
A2:初期スクリーニングとして行われる「ダーモスコピー検査」は、光を当てて患部を数十倍に拡大観察するだけの非侵襲的検査であり、痛みは一切ありません。健康保険が適用されるため、3割負担の場合で初診料・検査料を合わせて2,000円〜3,500円程度です。この検査で悪性が強く疑われた場合にのみ、確定診断のための組織生検(部分切除)が検討されます。

Q3:1本の指だけでなく、複数の指の爪に黒い線が出ている場合はどう考えればよいですか?
A3:メラノーマが同時に複数の爪に多発することは極めて稀です。複数の指に黒色〜褐色の縦線が現れている場合、アジソン病などの内分泌疾患、特定の抗がん剤や抗生物質の副作用による薬剤性色素沈着、あるいは爪真菌症(白癬菌による爪の感染)といった全身性・環境的な要因が疑われます。この場合も原因特定のために皮膚科の受診が推奨されます。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。