チャールズ・ブロンソンによって打ち立てられたマンダムの広告戦略は、その後も日本のカルチャーシーンをリードし続けました。マンダム歴代CMを振り返ると、常にその時代における「最もカッコいい男のアイコン」を起用し、斬新な映像表現に挑戦し続けてきた歴史がわかります。
1980年代にはデヴィッド・ニヴンやピーター・フォークといった名優を起用して大人の洗練を表現し、その後若年層向けブランド「ギャツビー(GATSBY)」が立ち上がると、吉田栄作、木村拓哉、松田翔太といったトップスターたちが歴代の顔を務めました。特に木村拓哉が出演したCMでダンスを踊りながらスタイリング剤をつける演出は、ブロンソン時代と同様に日本中で模倣され、新たな社会現象となりました。
時代とともに「カッコよさ」の定義はタフガイからスマート、そしてジェンダーレスや多様性を重んじる価値観へと変化していきましたが、その根底にある「自分らしさを磨く心地よさ」を提案するマンダムイズムは、1970年のあの日から脈々と受け継がれています。