世界的なベストセラー文法書『Grammar in Use』の著者であるレイモンド・マーフィーは、文法項目を暗記ではなく「使うためのツール」として捉えるアプローチを一貫して提唱してきた。
彼が監修するオックスフォード大学出版局をはじめとする主要な文法書でも、前置詞の持つイメージを視覚的かつ直感的に把握することの重要性が強調されている。単に日本語の訳語をあてはめるだけでは、生きた英語文法のダイナミズムに対応しきれない。
「aside(傍らに)」と「from(〜から)」という原義の組み合わせが示す通り、対象を一旦メインの視線から外して横に置くイメージを持つこと。これこそが、マーフィー流のアプローチに通じる本質的な理解への第一歩だ。