エキスを絞り終えてシワシワになった梅の実は、決して生ゴミではありません。ペクチンや食物繊維、奥深い風味が凝縮されており、極上のリメイク料理へと生まれ変わります。フードロス削減の観点からも、エキス抽出後の梅の使い道をマスターしておきましょう。
最も手軽で絶品なのが自家製梅ジャムです。
取り出した梅の実から種をスプーンや包丁で外し、果肉を細かく刻みます。小鍋に刻んだ果肉、果肉重量の20〜30%程度の砂糖(または残った梅シロップ)、少量の水を加えて弱火で10分ほどコトコト煮詰めるだけ。梅の天然ペクチンにより自然なとろみがつき、甘酸っぱく艶やかなジャムが完成します。トーストやスコーンはもちろん、無糖ヨーグルトにかければ朝の贅沢な一品になります。
さらにおかずへの活用法として、肉や魚の煮込み料理への投入が抜群の威力を発揮します。
サバやイワシの味噌煮・生姜煮に梅の実を1〜2粒加えて煮込むと、梅の酸が魚特有の生臭さを消し去り、身をふっくらと仕上げてくれます。豚の角煮や鶏肉の甘辛煮に加えれば、酸味の効果で油っぽさが和らぎ、後味さっぱりの極上肉料理へと格上げされます。