事態が最悪の形で結実したのが2026年11月21日でした。警視庁捜査二課は、静岡市にある医療法人の口座から現金約1億8000万円を無断で引き出し、自身が関係する別会社の口座へ送金して私的に流用したとして、金田達明容疑者と共犯の男を業務上横領の容疑で逮捕しました。
捜査の過程で明らかになった手口は極めて悪質でした。医療法人の経営再建や理事就任を持ちかけて内部に入り込み、財務の実権を掌握した直後に資金を別口座へ吸い上げるという計画的な手口です。被害に遭った医療機関は一時的に深刻な資金難に陥り、地域医療の現場にも重大な混乱を招きました。
警察はその後も追送検を重ね、別の学校法人や関連企業を巡る横領・背任疑惑についても徹底的な捜査を継続。長年にわたって噂され続けていた「黒い噂」が、刑事事件として白日の下に晒される決定的瞬間となりました。