朝ドラで見せた純真無垢な少女像から一転、後年の遠野なぎこはバラエティ番組での歯に衣着せぬ毒舌キャラや、激やせぶりが心配されるなど、世間に大きなインパクトを与えてきました。この劇的な変化の背景には、隠された壮絶な人生ドラマが存在します。
彼女が自著『一度だけ』や各メディアで明かした真相は、幼少期から続いた実母からの心理的・肉体的虐待と、10代半ばから発症した摂食障害(過食嘔吐・拒食)との過酷な闘いでした。朝ドラで清らかなヒロインを演じていたまさにその時も、心の内側では深い孤独と自己否定に苛まれていたことを告白しています。
ネット上で度々囁かれた「整形の噂」や「奇行説」といった憶測の多くは、こうした病気の症状や、心の痛みを隠さずに曝け出す生き方から生じた誤解です。自らの弱さや病状を包み隠さず公表する姿勢は、同じような苦しみを抱える多くの読者から深い共感を呼ぶきっかけとなりました。