ストローと一口に言っても、使われている素材やアイテムの用途によって、熱への強さや推奨される洗浄手順は大きく異なります。素材の特性を無視した洗い方をすると、変形や劣化、コーティング剥がれを招くため注意が必要です。
水筒・タンブラーのストロー(ポリプロピレン・ポリエチレン等)
大人用や学童用の水筒ストローは、パーツが複数に分解できる構造が一般的です。まずはストロー本体、飲み口バルブ、パッキンをすべて分解します。接合部の溝は汚れが最も溜まりやすいため、分解した状態で洗剤液を通し、専用ブラシで内部を前後にブラッシングするのが基本です。
ベビーマグストロー(乳幼児用シリコン・プラスチック)
赤ちゃんの口に入るベビーマグストローの消毒方法は、衛生面で特に厳格な管理が求められます。授乳期から幼児期にかけては、煮沸消毒(熱湯で2〜3分)、専用の電子レンジスチーム消毒カセット、または「ミルトン」などの次亜塩素酸ナトリウム系薬液消毒が推奨されます。シリコン製の吸い口は逆止弁(スリット)が付いており繊細なため、強い力でブラシを押し込むと弁が破損して中身が漏れる原因になります。指先で優しくもみ洗いするのが鉄則です。
シリコンストローのお手入れ
柔軟性がありエコグッズとして人気のシリコンストローは、熱に強く煮沸消毒ができる反面、ホコリが吸着しやすく油分を吸着しやすい性質があります。最近では中央からパカッと開いて内側を直接洗える「開閉式シリコンストロー」も普及していますが、チューブ型の場合はぬるま湯と中性洗剤で揉むように洗い、定期的な煮沸除菌を行うことで清潔を維持できます。
ステンレスストロー・アルミストローの洗浄法
冷たいドリンク用として愛用者の多いステンレスストローは、硬質で傷がつきにくいのがメリットですが、金属用たわしや研磨剤入りクレンザーを使うと内側に細かな傷が入り、かえって雑菌が付着しやすくなります。中性洗剤と柔らかいナイロンブラシで洗浄し、洗浄後は水滴の跡(カルキ汚れ)が残らないよう素早く乾燥させることがポイントです。
ストローの食洗機対応と洗い方の注意点
「食洗機で一気に洗いたい」というニーズは高いですが、細いストローは食洗機内の水流が内部まで貫通しにくく、水圧で飛ばされてヒーターに接触・溶損するリスクがあります。食洗機を使用する場合は、「食洗機対応」の耐熱表示を確認した上で、食洗機専用の「小物用メッシュカゴ」や「ストローホルダー付きラック」に固定してセットしてください。