試合開始前、雨が降った直後のグラウンドで見せる「阪神園芸」のグラウンドキーパーたちの神業は、もはや一つの芸術である。数分のうちに水たまりを消し去り、ミリ単位で土を整備する手さばきは、国内外の野球関係者から絶大な賛辞を浴びている。水はけの良い独特の黒土と青々とした天然芝のコントラストは、彼らのたゆまぬ職人技によって保たれている。
観戦のもう一つの主役が、創業当時から愛され続ける名物「甲子園カレー」だ。秘伝のスパイスとコクのあるルーが織りなす味わいは、スタジアムの甘酸っぱい思い出と重なる。近年では、選手コラボメニューや地元兵庫の厳選食材を使ったクラフトビールなど、フードエリアの進化も目覚ましい。