冬の風物詩として知られる「赤城おろし」や「上州からっ风」。しかし、近年の風はかつてのような風情ある冷風の域を超えている。山を越えて吹き下ろす気圧配置の先鋭化により、最大瞬間風速が30メートルを超える暴風が頻発するようになった。
2026年の冬、高崎市や太田市では強風による看板の飛散や住宅の屋根材被害、さらには電線の切断による大規模な停電が相次いだ。乾燥しきった空気に強風が加わることで、ひとたび火災が発生すれば大火につながる危険性が極めて高まっている。消防局は強風注意報の発令時における火の取扱いに、かつてないレベルの警戒を呼びかけている。