ネット上のハンドメイドコミュニティやSNSでは様々な工夫が発信されていますが、衛生面や安全性の観点から見直すべき誤解も存在します。
誤解されがちなのが「布マスクの中に厚手の接着芯や不織布シートを何層も挟めば防御力が高まる」という説です。過剰に厚みを持たせると通気抵抗が急上昇し、結果として隙間からの空気の出入り(リーク)が増加してしまいます。子供の呼吸器官に過度な負担をかけないためにも、表布(薄手コットンやローン生地)+内布(ダブルガーゼ1〜2枚)の合計3〜4層構造に留めるのが最も合理的です。
また、幼児用マスクにおけるノーズワイヤー(形状保持テープ)の使用は原則避けるべきです。園庭での転倒や顔面への衝撃時にワイヤーが突き出る危険性があるため、立体裁断の型紙を用いて布のカーブだけで鼻梁に沿わせる設計が安全基準に適しています。