印刷設定画面に必ず登場する長辺とじとは、用紙の2組の辺のうち「長い方の辺」を固定軸(綴じ位置)として裏面を印刷する方式を指します。A4用紙(210mm × 297mm)であれば、297mmの辺を軸にして紙を反転させる処理が行われます。一般的な書籍、雑誌、ノートのように「ページを左右にペラペラとめくる(左右開き)」資料を作成する場合、この長辺とじが標準的な指定となります。
一方の短辺とじとは、用紙の「短い方の辺(A4なら210mmの辺)」を固定軸として印刷する方式です。こちらは壁掛けカレンダーや縦型の伝票、フリップボードのように「ページを下から上へとめくる(上下開き)」形態の印刷物に適しています。
両者の違いを用紙のめくり動作と製本形式の観点から整理すると、以下の通り極めてシンプルな構造に集約されます。
・長辺とじ(Long-edge binding):用紙の長い辺を綴じる = 左右開き(本・パンフレット型)
・短辺とじ(Short-edge binding):用紙の短い辺を綴じる = 上下開き(カレンダー・メモパッド型)
この2つの挙動を正しく頭に入れておくだけで、大半の用紙反転トラブルは未然に防ぐことが可能です。