SUPER MONKEY'Sの足跡を語る上で欠かせないのが、イタリア発祥のダンサブルなサウンドであるユーロビートとの融合だ。当時、ヨーロッパで一世を風靡していたトラックを大胆にカバー・アレンジし、日本語の歌詞を乗せる手法は、J-POPにおけるダンスミュージックの可能性を爆発的に広げた。
その頂点として打ち立てられた名曲が「TRY ME 〜私を信じて〜」である。切なくも力強いメロディと、安室奈美恵の伸びやかなハイトーンボイス、そして寸分の狂いもない高速ダンスがシンクロしたこの楽曲は、口コミで評判が広がり、ミリオンセラーに迫る大ヒットを記録した。単なるグループのブレイクスルーにとどまらず、その後の平成ポップカルチャーを牽引するモンスターシンガー誕生の瞬間でもあった。