購入時に最も注意を払うべきは、「見切れ」による視界不良の回避である。国技館において視界を妨げる主な要因は、かつて存在した4本の柱ではなく、天井から吊り下げられた巨大な吊り屋根と、それに付属する照明・カメラ機材の存在だ。
特に2階席の最上段エリアや、東西の端に位置する一部の座席では、吊り屋根の垂れ幕や集音マイク、大型モニターの陰に入り、土俵中央の決定的な瞬間が見えにくくなる現象が発生する。これを回避する確実な方法は、座席指定時に「正面」または「向正面」の中央ブロック、かつ中段列の指定券を狙うことだ。プレイガイド等で「注釈付き指定席」や「見切れ席」として割り引いて販売されているチケットは、構造上の制約を理解した上での割り切りが必要となる。