こうした現状に対し、事実に基づく客観的なアプローチで課題を炙り出す科学ジャーナリズムの役割は重い。近年では、学術界や産業界における見えにくい障壁や、ステレオタイプを乗り越えて成果を上げる女性科学者たちの足跡を辿る詳細な調査報道が相次いでいる。
こうした取り組みは映像メディアの世界にも広がっている。優れた社会派ドキュメンタリー作品が、NetflixやNHKオンデマンドなどのプラットフォームで世界的に配信され、多くの視聴者を集めている。過小評価されてきた女性研究者の功績や制度的課題にスポットを当てることで、社会全体の意識改革を促す波が広がっている。