1970年代から80年代にかけて、彼の名は芸能ニュースの主役だった。最高で「同時に11人の恋人がいた」とも噂され、マスコミは連日、彼の動向を追った。普通なら社会的に抹殺されてもおかしくない状況だ。しかし、彼は違った。
記者たちに自宅前で囲まれた際、彼は逃げることも怒ることもせず、煙草をくゆらせながら「しょうがないじゃない、好きなんだから」と、どこか飄々と答えた。その嘘のない態度が、かえって世間の毒気を抜いてしまったのだ。言い訳をせず、泥をかぶる覚悟がある。その潔さが、彼のプレイボーイとしての格を決定づけた。