現在の高血圧診療では、病院で測定する「診察室血圧」よりも、自宅で日常的に記録する「家庭血圧」のデータが最も重視されます。
病院の診察室では緊張から数値が高く出る「白衣高血圧」や、逆に健診時には正常値を示すものの日常生活で危険な高値を記録する「仮面高血圧」が存在するためです。家庭血圧の診断基準および目標値は、診察室の数値よりも「5mmHg低く」設定されています。
信頼性の高い家庭血圧データを取得するためには、以下の測定ルールを徹底してください。
1. 朝:起床後1時間以内、排尿後、朝の服薬前、朝食前に測定する。
2. 晩:就寝前、入浴や飲酒から十分な時間を空けて測定する。
3. 姿勢:背もたれ付きの椅子に座り、1〜2分安静にしてから腕帯(カフ)を心臓の高さに合わせて測定する。