作品発表だけに留まらず、短歌の普及と後進の育成においても彼女の果たした役割は極めて大きい。長年にわたり『NHK短歌』の選者を務め、投稿者の言葉の芽を摘むことなく温かく育む解説スタイルは、幅広い層から絶大な支持を集めている。
優れた歌集に与えられる日本歌人クラブ賞の受賞をはじめ、数々の文学賞に輝いてきた実績は、彼女が単なる流行の寵児ではなく、現代短歌の金字塔として正当に評価され続けている証左だ。出版業界全体が活字離れに直面する中でも、彼女の関連書籍や選集は版を重ね続け、言葉が持つ本来の力を現代に証明し続けている。