布袋寅泰という音楽家は、BOØWY時代から一貫して「音のダイナミズム」と「美学」を追求してきた男だ。その音色には、時に狂気すら孕む情熱が宿る。一方、高岡早紀もまた、10代でデビューして以来、その圧倒的な透明感と官能性を武器に、数々の名監督を唸らせてきた「演じることの申し子」である。
二人の接点は音楽活動の現場だったが、表現者同士が引き寄せ合う力は、時に社会的な規範や理性を超えてしまうことがある。あの夜に火花を散らした熱量は、ある種、表現者ゆえの純粋さと脆さが背中合わせになった瞬間だったのかもしれない。傷を負いながらも、彼らはその代償を背負う覚悟を試されることとなった。