浜松の中心繁華街である「有楽街」やその周辺の裏路地を歩くと、昭和の面影を残すノスタルジックな喫茶店や居酒屋が、新たな生命を吹き込まれて再始動している光景に出会う。若い店主たちが受け継いだ喫茶店で提供されるのは、古き良きナポリタンやオムライスを現代風にアップデートしたスパイス香る洋食だ。
こうした路地裏の店では、厚切りトーストに地元の餡(あん)と発酵バターをたっぷり乗せた軽食ランチや、じっくり煮込んだ特製スパイスカレーが人気を集めている。店内にはアナログレコードの心地よい音楽が流れており、タイムスリップしたかのような居心地の良さに、ついつい長居してしまう客も多い。SNSでの口コミから人気に火がつき、平日でもオープン前から開店を待つ列ができるほどの賑わいだ。