かつての街歩きといえば、ランドマークを目印にショップを巡るのが定番だった。しかし、近年の都市再開発とリゾートエリアの整備を経て、街全体の回遊性は格段に向上している。迷路のように入り組んだデポアイランドの路地を抜けると、ふと広がるエメラルドグリーンの海。この視界の開放感こそが、訪れる者を虜にする最大の仕掛けだ。
昼間の陽射しが和らぎ始める午後4時過ぎ、街の表情は一変する。オープンエアのテラス席には、冷えたクラフトビールやトロピカルカクテルを求める人々が集まり始める。ストリートミュージシャンが奏でるジャズや琉球民謡のモダンアレンジが空間を満たし、異国情緒と沖縄の悠久の時間が見事に調和していく。