橋本氏の死を受け、同年8月8日に東京・北の丸の日本武道館で「内閣・自由民主党合同葬」が厳粛に執り行われました。葬儀委員長を務めたのは、かつて自民党総裁選を争い、激しい権力闘争を繰り広げた当時の小泉純一郎首相でした。
小泉首相は追悼の辞において、「行政改革、金融システム改革など、橋本内閣が敷いたレールの上に現在の改革がある」と声を詰まらせながらその先駆的な功績を絶賛。省庁再編や消費税率引き上げ(3%から5%)など、国民の痛みを伴う不人気な改革から逃げずに正面から挑んだ「実行力の政治家」としての橋本龍太郎像が、党派を超えて再評価された瞬間でした。
参列した4,000人を超える国内外の要人や一般市民からも、早すぎる死を惜しむ声が絶えませんでした。