通常放送は収録後の緻密なCG合成によって作られていますが、NHK紅白歌合戦などの生放送特番では後編集が通用しません。そこで投入されているのが、NHK放送技術研究所が開発したリアルタイムCGレンダリングシステムです。
生放送現場では、スタジオカメラに専用のセンシング装置を取り付け、チコちゃんの頭部位置とカメラアングルをミリ単位でリアルタイム追従(トラッキング)。さらに木村祐一の音声とオペレーターによるフェイシャルコントローラー操作を連動させ、遅延わずか数フレームという極小のタイムラグで3DCGの表情を生映像へリアルタイム合成しています。
通常なら映画のVFXスタジオで長時間を要する高精度レンダリングを生中継で破綻なく出力し続けるこの技術は、国内外の映像技術者からも極めて高い評価を獲得しました。