松本潤ほど「噂」と「事実」が混同されやすい俳優も珍しい。ネット上では「独立後はドラマに出ないのではないか」「俳優業を縮小するのでは」といった憶測が根強いが、これは事実と異なる。本人は独立後のインタビューで「俳優としての挑戦はこれからも続けていきたい」と明言しており、2026年の舞台『正三角関係』への出演は、むしろ俳優としての軸足をより深く固める動きだったと言える。
また「松本潤は演技の幅が狭い」という定説も、今や過去のものだ。『花より男子』の道明寺から『99.9』の深山、『どうする家康』の家康まで、役柄ごとに声のトーン、立ち居振る舞い、表情の作り方を変える繊細さは、俳優としての引き出しの多さを示している。SNS上でも「同じ人が演じているとは思えない」という感想が多く見られ、特に近年は「演技派」としての評価が定着しつつある。
一方で、根強いのが「恋愛ドラマをやらなくなった」という指摘だ。確かに『失恋ショコラティエ』以降、純粋なラブストーリーの主演は減っている。しかしこれは「できない」のではなく「やらない」選択をしている可能性が高い。独立後の松本潤は、演じる役柄に社会的なテーマ性や人間の業を求める傾向が強く、単なる恋愛ドラマでは物足りないのだろう。この点は、俳優としての成熟を示すものであり、ファンからも「大人の松潤が見たい」という声が上がっている。