タイルカーペットの施工は、基本的な段取りを理解していればDIYでも非常に美しく仕上げることが可能です。作業の成否を分ける重要ポイントを解説します。
まず把握すべきは、敷き詰めのパターンである「市松貼り(いちまつばり)」と「流し貼り(ながしばり)」の違いです。裏面に印字されている矢印の向きを基準として設定します。
- 市松貼り:隣り合うタイルの矢印を縦・横・縦・横と90度交互に配置する工法。パイルの毛並みの向きが変わることで自然な格子模様が生まれ、継ぎ目が目立ちにくいためDIYで最も推奨されます。
- 流し貼り:すべてのタイルの矢印を同一方向に揃えて配置する工法。一体感のある広々とした空間を演出できますが、製品によっては毛並みの乱れで継ぎ目が浮いて見える場合があるため、対応品番の確認が必須です。
部屋の端を処理するカッターの切り方・施工方法には確実な手順が存在します。壁際ぴったりのサイズにカットする際は、以下のステップを踏むことで隙間なく収まります。
- 基準となる手前のカーペットの上に、切断したい新しいカーペットをぴったり重ねて置く。
- さらにもう1枚のカーペットを壁面に突き当てて定規代わりに重ねる。
- 重なった境界線に沿って裏面からカッターの刃を入れる。
刃を一度に押し切ろうとせず、大きめの重厚刃カッターを使用して2〜3回に分けて筋を深く入れるように切断するのが、パイルを痛めず綺麗な断面を作るコツです。