それでは「どんな高熱でも解熱剤を飲まずに耐え続けるべきなのか」というと、それもまた危険な誤解です。高熱が続くと体力の消耗が激しくなり、食欲不振や脱水症状を引き起こして結果的に免疫力が落ちてしまいます。
日本小児科学会や感染症専門医のガイドラインに基づく解熱剤を飲む目安大人と子ども共通の基準は以下の通りです。
第一の基準は体温が38.5℃以上であること。ただし、体温計の数字だけで機械的に決めるのではなく、「水分が摂れない」「悪寒や頭痛で眠れない」「ぐったりして会話がおぼつかない」といった全身状態の悪化を伴っているかどうかが極めて重要です。38.5℃を超えていても、水分が十分に摂れて眠れている場合は、無理に薬を飲まず安静を保つことが推奨されます。