あくびで涙が出るのはなぜ?悲しくないのに溢れる体の仕組みと病気のサイン

あくびで涙が出るのはなぜ?悲しくないのに溢れる体の仕組みと病気のサイン

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あくびの際の涙が単なる生理現象なのか、それとも眼球や涙道にトラブルが起きているのかは、発生する頻度、分泌の左右差、付随する違和感の有無によって明確に分かれます。

日本眼科学会などの臨床知見をもとに、正常な生理的流涙と治療を要する病的流涙の違いを整理したのが以下のデータ比較です。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価正常な生理的あくび涙あくび直後に両眼同等に発生。分泌量は約15〜30μL程度で、数分以内に完全に引く。健常成人の約90%以上が自覚。目や鼻の通過性は良好。完全な正常反応。筋肉収縮と副交感神経反射による一時的なもの。治療は一切不要。ドライアイ(反射性分泌)BUT(涙液層破壊時間)5秒以下。普段は乾いているのに、あくびや風で過剰にドッと溢れる。VDT作業者の3人に1人以上が罹患。夕方以降に悪化しやすい。「乾いているからこそ涙が出る」典型例。油層不足(マイボーム腺機能不全)のケアが必要。鼻涙管狭窄・閉塞症涙道の通過障害。片目だけあくび後も涙が溜まり続け、ハンカチが手放せない状態が続く。50代以上の女性に多発。放置すると「急性涙嚢炎」で目頭が腫脹・化膿。排水管の詰まり。涙道内視鏡やチューブ挿入術、涙嚢鼻腔吻合術などの専門的治療が必須。ワニの涙症候群(異常神経再生)食事(咀嚼・味覚刺激)やあくびの際に、麻痺側の片目から大量の涙が流出し続ける。ベル麻痺やハント症候群など、重度顔面神経麻痺の回復期患者の約15〜30%に発現。唾液腺への神経線維が涙腺へ誤接続された病態。ボツリヌス毒素(ボトックス)注射等が有効。
渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。