皮肉にも、タコ鼻に悩む方の約4割は「過去の美容整形で理想と異なる結果になった」という施術経験者です。特に問題視されているのが、鼻尖形成術の過度な締め上げや、小鼻縮小術における切除デザインの誤りです。
典型的な失敗例が、鼻先を細くしようとするあまり鼻翼軟骨を極端に糸で寄せてしまう「ピンチノーズ(つまんだような鼻)」の発症です。軟骨を無理に寄せることで小鼻の付け根との間に不自然な溝ができ、息を吸うたびに小鼻がペコペコと内側に倒れ込む機能障害を併発することもあります。
また、小鼻縮小(鼻翼縮小)で外側や内側の組織を過剰に切除した場合、小鼻の丸みが失われて鼻孔が直線的になり、正面から見た際に吸盤のように丸く露出するタコ鼻様変形が生じます。失敗を未然に防ぐためには、術前に「自身の軟骨の硬さ」「皮膚の厚み」「鼻腔通気路の確保」を立体的に計算できる熟練医のもとでシミュレーションを行うことが不可欠です。