洋楽ファンやジャズ愛好家にとって「Day by Day」といえば、1945年にアクセル・ストーダール(Axel Stordahl)とポール・ウェストン(Paul Weston)が作曲し、サミー・カーン(Sammy Cahn)が作詞を手掛けた不朽のジャズ・スタンダード・ナンバーを指します。
第二次世界大戦の終結期に誕生したこの楽曲は、スウィング感あふれる軽快なリズムと親しみやすいコード進行が魅力で、発表直後から数多くのトップシンガーたちにカバーされてきました。
歴代の名シンガーによる代表的な名演
- フランク・シナトラ(Frank Sinatra):圧倒的な歌唱力と卓越したフレージングで、恋に浮き立つ男の心情を小粋に歌い上げた決定版。
- ドリス・デイ(Doris Day):透明感あふれる歌声と明るいスウィングで、楽曲のポピュラリティを決定づけた名唱。
- フォー・フレッシュメン(The Four Freshmen):緻密で洗練された男声4部ハーモニーが光る、モダンジャズ・コーラスの傑作アレンジ。
- アストラッド・ジルベルト(Astrud Gilberto):ボサノヴァの女王による、軽やかでアンニュイな響きが心地よいラテン・アプローチ。
歌詞の意味と和訳のニュアンス
サミー・カーンが綴った英語詞を紐解くと、そこには「日を追うごとに(Day by day)あなたへの愛しさが深まっていく」という純粋無垢な恋の喜びが描かれています。
「一日が過ぎるたびに、昨日よりもあなたを愛している自分に気づく」「この気持ちは誰にも止められない」というストレートな恋心は、時代や文化の壁を超えてリスナーの心を温め続けています。ジャズクラブやカフェのBGM、ボーカルレッスンの課題曲としても定番中の定番であり、80年以上の時を経ても色褪せないエバーグリーンな名曲です。