インターネット上のコミュニティやSNSを調査すると、メリーゴーランドに対する消費者の愛着は、単なる「安くて美味しいスイーツ」の枠を大きく超えています。
当時の利用者が口を揃えて語るのは、「底に沈んだ白玉をスプーンで掘り当てるときの高揚感」です。冷たいソフトクリームと絡み合って少し固くなった白玉の独特の弾力と、底に残ったイチゴやチョコのソースを余すところなく絡めて食べる瞬間は、多くの人にとって幼少期の家族団らんや、放課後の学生時代の記憶と分かちがたく結びついています。
「テスト終わりに298円を握りしめてメリーゴーランドだけを食べに行った」「親にハンバーグを食べさせてもらった後の最後のご褒美だった」といった手記や回顧の投稿は今も絶えず、ひとつのデザートが世代共通の「体験型ノスタルジー」として定着している実態が浮き彫りになっています。