鬼滅の刃・猗窩座が鬼になった真実と過去|恋雪との約束と結末を徹底解説

鬼滅の刃・猗窩座が鬼になった真実と過去|恋雪との約束と結末を徹底解説

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猗窩座の正体は、江戸時代の貧民街に生まれた少年・狛治です。その原点は、「病気の父親に薬を買うため、どんな制裁を受けてもスリを繰り返す」という献身と罪の連鎖にありました。奉行所から繰り返し杖刑を受け、両腕に前科者の証である罪人の刺青を合計6本の線として刻まれながらも、少年の動機は一貫して父親の延命でした。

しかし、息子の泥沼化を苦にした父親は「真っ当に生きろ」と遺言を残して首を吊る悲運に見舞われます。自暴自棄となり、江戸を追放された狛治を救ったのが、素流(そりゅう)武術の道場主・慶蔵(けいぞう)でした。慶蔵は罪人の刺青を侮蔑することなく受け入れ、病弱な一人娘・恋雪の看病を依頼します。「守るべき対象」を再び得た狛治は、献身的な看護と素流の修行を通じて荒んだ心を浄化させていきました。

18歳を迎えた年、回復を遂げた恋雪から告白を受け、慶蔵からも道場の継承と恋雪の夫となることを認められます。夜空に打ち上がる大輪の花火を見上げながら、狛治は「命に代えても守る」と固い約束を交わしました。しかし、この至福の瞬間こそが、血で塗られた悲劇の引き金となったのです。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。