二宮和也がファンクラブ会員向けの直筆メッセージおよび報道各社へのFAXを通じて結婚を発表したのは、2019年11月12日のことでした。当時、嵐はCDデビュー20周年の記念ツアー『ARASHI Anniversary Tour 5×20』の真っ只中であり、翌2026年末をもってグループとしての活動休止を控えていた極めて重要な局面でした。
公式発表資料の中で二宮は「一人の男としてケジメと決断」という言葉を綴り、36歳(当時)という人生の節目において家庭を持つ意志を明確に示しました。トップアイドルがグループのラストスパート期間に結婚に踏み切る異例の事態は、国内外のメディアやSNSを大きく揺るがすニュースとなりました。
発表直後の嵐メンバーのコメントには、それぞれの立場や想いが色濃く反映されていました。
櫻井翔は「中学生の頃に出会ってからおよそ四半世紀。共に歩んできた仲間の一人として、より一層幸せになってほしい」と友としての祝福を表明。相葉雅紀も「戦友でもあり、大好きな親友。二宮が選んだ道を心から応援したい」と温かいエールを送りました。一方で、大野智と松本潤は即時の公式コメント発表を見送る形となり、この温度差についてワイドショーや週刊誌では様々な憶測が飛び交いました。
しかし、後のインタビューやドキュメンタリー映像で明かされたのは、ツアーを完走することへのプロ意識と、20年間苦楽を共にしたメンバーだからこその複雑かつ深い絆でした。単なる一枚岩の賛同ではなく、激論を交わしながらもお互いの人生の尊厳を認め合う成熟した関係性がそこにありました。