「ミッキーの顔が変わった」という感覚は、決して気のせいではありません。東京ディズニーランドおよび東京ディズニーシーにおいて、ミッキーマウスとミニーマウスのヘッドコスチューム(通称:フェイス)が一新されたのは、2019年3月26日のことです。
前日の2019年3月25日に東京ディズニーランド35周年記念イベント「Happiest Celebration!」がグランドフィナーレを迎え、その感動冷めやらぬ翌朝、パーク内のグリーティング施設やショー、パレードに登場したミッキーたちは、すでに新たな造形へと完全に切り替わっていました。オリエンタルランドからの事前予告は一切なく、当日の朝に目撃したゲストやキャストの間で瞬く間に衝撃が広がったことは、ディズニー史に残る大きな出来事です。
この変化に対してファンが強い違和感を抱いた最大の理由は、旧フェイスが1993年頃から約26年間にわたって日本のパークで親しまれ続けてきた「青春の記憶そのもの」だった点にあります。四半世紀以上ものあいだ慣れ親しんだビジュアルが突如刷新されたことで、脳内イメージとのギャップが生まれ、一時的な戸惑いやロス現象が巻き起こりました。