村田雄介版『ワンパンマン』の怪人協会編中盤(第181話前後)において、ついに読者の前にその全貌を現したブラスト。黒髪混じりの短髪に歴戦の傷跡を刻んだ風貌、近未来的なパワードスーツを身に纏う彼の正体は、人類を滅亡に導こうとする超越的存在「神」の侵略を阻止するために戦い続けている歴戦の戦士です。
作中で判明したブラストの主要能力および戦闘スタイルは、従来の肉体派ヒーローとは一線を画しています。
- 空間跳躍(ポータル生成):両拳を合わせるシグネチャー動作によって無限の空間ゲートを開き、自身や対象を亜空間や別次元へ瞬時に転移させる。
- 重力制御・次元操作:「重力ナックル(グラビティ・ナックル)」をはじめ、質量や空間の歪みを拳に宿して放つ超高密度の打撃技を操る。
- 超高エネルギーの偏向・圧縮:覚醒したガロウとサイタマの激突によって生じた、地球を粉砕しかねない莫大な余剰エネルギーを単独(および仲間の遠隔支援)で宇宙空間へと逃がす驚異的な処理能力。
彼がヒーロー協会の招集に応じなかったのは、協会の官僚的な指示に従う余裕がないほど、多次元宇宙規模での防衛戦線が逼迫していたからです。世界各地に配置された「神のキューブ(接触者に神の力を与えて怪人化させる触媒)」を単独で回収・封印して回る任務こそが、彼の主たる活動領域でした。