SNSを中心に、スマートフォンで手軽に顔のバランスを測定できる顔の左右対称チェックアプリが浸透しています。インカメラで撮影した顔の中心線を基準に、左右をそれぞれ反転合成して「右顔だけの自分」「左顔だけの自分」を生成する機能は、セルフチェックのツールとして有用です。
しかし、デジタル検証における重大な落とし穴を認識しておかなければなりません。スマートフォンのインカメラは広角レンズが採用されているケースが多く、顔の中央部が膨らんで外側が引き伸ばされるレンズ特有の湾曲収差が必然的に発生します。また、照明が斜めから当たっているだけで片側に強い影ができ、アプリが輪郭を誤認識して実際以上の歪みとして判定してしまうトラブルも頻発しています。
ネット上の掲示板や知恵袋では、「アプリで撮影したら顔が酷く歪んでいて絶望した」という声が散見されますが、撮影環境のノイズによって過度な不安を植え付けられているケースが大半です。正確なバランスを把握したい場合は、以下の条件を遵守してチェックを行ってください。
・スマホとの距離:腕をいっぱいに伸ばすか、外カメラを使い50cm以上離れた位置から三脚で固定して撮影する。
・ライティング:正面から均等に光が当たる昼間の自然光、またはリングライトを使用する。
・視線の高さ:レンズの高さを目線の正面に合わせ、顎を引いたり上げたりしない水平姿勢を保つ。