Q1:「鬼さんこちら 手の鳴る方へ」の正確な発祥地や作者は分かっていますか?
A1:特定の作詞者や作曲者はいません。口承文芸(口伝えの歌)として平安時代の宮中遊戯や庶民の祭祀芸能から自然発生し、室町・江戸時代を経て全国の地域ごとに変化しながら定着した民謡・わらべ歌です。
Q2:なぜ「手の鳴る方へ」と手を叩くのでしょうか?
A2:古来、日本では「柏手(かしわで)」に代表されるように、手を叩く音(拍手)には神仏を呼び寄せる力や魔を祓う呪術的な力があると信じられていました。目が見えない鬼(神霊)に位置を知らせる手段であると同時に、音による結界の形成を意味しています。
Q3:歌詞の続きに「油揚(あぶらげ)」が出てくるのはなぜですか?
A3:狐(稲荷信仰)の好物とされる油揚げを提示することで、化け物や鬼を懐柔し、悪さをさせずに退散させようとする庶民のユーモアと呪術的知恵が合体した表現とされています。